疫病終息祈願と「赤ベコ」について

~ 赤ベコの斑点 ~

赤ベコの張子には黒い点が描かれています。これは「疱瘡」(天然痘)を表したものです。その昔、疱瘡(天然痘)は死に至る危険な病気でした。特に幼い子供がかかると死亡率が高かったと言われています。この疱瘡に子供たちがかからないように身代わりとして赤ベコに描きました。

~ 赤ベコの赤色 ~

その昔、赤い色は病魔を払うというように考えられており、中国から伝わったとされています。江戸時代になると、病気を引き起こす疱神は赤を好むことから、赤で神をもてなし、病気を軽く済ませてもらう、俗に「赤もの」と呼ばれ、病人の病を背負うと信じられてきました。

~ 赤ベコの伝説 ~

今から約400年前、会津を大きな地震が襲いました。その時、圓藏寺をはじめ、宿坊や民家などありとあらゆる物が倒壊し、多数の死者が出てしまいました。その後、圓藏寺本堂再建の際に大きな木材を川岸より崖上へ運ぶのに、人々が困り果てていたところ、どこからか赤毛の牛の大群が現れ、材木の運搬を手伝いました。おかげで、見事に本堂を建てることができ、人々が大喜びしました。しかし、赤毛の牛たちはお堂の完成を待たずして、どこかへ姿を消してしまったそうです。人々は、赤毛の牛達への感謝の気持ちを表し、【 赤ベコ 】として大切にし、忍耐と力強さの象徴、そして福を運ぶベコとして親しまれ、ここ柳津町は【 赤ベコ発祥の地 】とされています。

赤ベコは、疱瘡除けの玩具として伝えられています。疱瘡(天然痘)は、人類史上初めて撲滅に成功した感染症です。その昔、天然痘を撲滅できたように、知恵と技術を集結し、協力し合うことで、必ず困難は克服できるでしょう!!

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